はじめに
先日の健診で血液検査を受けた際、善玉(HDL)コレステロールの増やし方についてアドバイスを受けた。
この記事では、そのアドバイスをもとに善玉(HDL)コレステロールの増やす方法についてまとめている。
善玉(HDL)コレステロールを増やしたいと思っているけどその方法が分からない方の参考になれば幸いである。
善玉(HDL)コレステロールは、血中に過剰に存在しているコレステロールを回収し、肝臓に運んで処理する働きがある。
そのため、善玉(HDL)コレステロールを増やすことで、血液の流れが悪くなるのを予防することができる。
血液の流れが悪くなるのを防ぐことができれば、動脈硬化が原因で発症する高血圧症や脳梗塞などを予防することになる。
では、善玉(HDL)コレステロールはどうやって増やしたらいいのだろうか?
善玉(HDL)コレステロールを増やすためには、バランスの良い食事と適度な運動が大切になる。
ここからは、具体的なバランスの良い食事と適度な運動について説明していく。
バランスの良い食事を摂る
善玉(HDL)コレステロールを増やすため、バランスの良い食事を摂る習慣を身につける。
ここでのバランスの良い食事とは、中性脂肪が減少するような食事のことである。
残念ながら、善玉(HDL)コレステロールを増やす食物は見つかっていないため、中性脂肪を減らすことで善玉(HDL)コレステロールを増やすのだ。
中性脂肪を減らすための食事のポイントは3つある。
ひとつめは、コレステロールを多く含む食事を多く摂り過ぎないことである。
コレステロールを多く含む、卵やレバーなどの内臓系の食物、脂身などを過剰に摂り過ぎないようにする。
ふたつめは、コレステロールを上げる食事を多く摂り過ぎないようにすることである。
コレステロールを上げる食事とは、糖質を多く含む食物や油を多く使った料理のことである。
糖質を多く含むケーキやチョコレート、お菓子などの食べ過ぎには注意が必要である。
また、ごはんや小麦粉を原料とするパンやうどん、ラーメンにも糖質は含まれるため、食べすぎには気をつけるようにする。
油を多く使った料理は、てんぷらや唐揚げなどがある。
毎日てんぷらや唐揚げを食べるのは避けるようにしたい。
みっつめは、コレステロールを下げる食事を意識して摂ることである。
コレステロールを下げる食事とは、魚や大豆製品、野菜やきのこ類、海藻類になる。
たんぱく質を摂るときは、肉だけでなく魚や大豆製品からも摂取するようにする。
適度な運動をする
バランスの良い食事と合わせて、適度な運動をすることで、善玉(HDL)コレステロールを増やすことができる。
ここでの適度な運動とは、有酸素運動のことである。
有酸素運動の種目としては、ウォーキングやジョギング、自転車こぎなどがある。
有酸素運動を効果的に行うには運動の強度と時間、運動の頻度の3つが大切になる。
運動の強度は、自分自身がややきついと感じるくらいで行う。
ややきついと感じるくらいで行うと、息が少しはずんでくるので、呼吸の状態も運動強度の目安になる。
運動の時間は、連続して20分以上行う。
20分以上行えるようになれば、少しずつ運動の時間を延ばしていくことが望ましい。
運動の頻度は、1週間に3回以上である。
運動の時間と同様に、1週間に3回以上運動できるようになれば、1回ずつ運動の頻度を増やしていくことが望ましい。
おわりに
善玉(HDL)コレステロールを増やす方法についてまとめてみた。
善玉(HDL)コレステロールが増えたかどうかは血液検査の結果を見ればすぐに分かる。
善玉(HDL)コレステロールを増やし、動脈硬化を予防するため、自分が取り組みやすいことから始めてみてはどうだろうか。